子供が将来、どんな仕事につくのか・・・については、親から強制するつもりはありません。ただ、どのような仕事をするとしても、教養として、最低限の数学レベルは身につけて欲しいと思っています。
学校で習う、算数・数学が、社会人になってから役立つか・・・という議論については、色々な場面で見かけることがあります。個人的には、役に立つ・・・というか、無くてはならないと思っているぐらいなので、子供には、小さい頃から少しずつ教えています。
まずは「数をかぞえる」力を鍛える
算数に必要な力は、いくつかありますが、最初の1つは、数をかぞえるようになることです。
- 数字を順番に言えるようになる
- 物をかぞえることができる
- 数字のまとまりを理解する
- 数字を使って遊ぶ
まずは、「1、2、3、4・・・」と順番に数をかぞえることができるようになります。おそらく、最初は丸暗記で、歌を歌うかのように、何度も聴きながら、何度も間違えながら覚えていきます。
次に、数字を順番に言えるようになることと並行して、数字の意味を学びます。具体的には、きちんと数をかぞえることができる・・・ということです。最初は、数が多くなると、うまく数えることができません。例えば、6個のものをかぞえる時に、「1、2、3、4、56、7!」といった具合に、物と数字が合わなくなることがあります。
1つずつ、きちんとかぞえるようになったら、準備は完了です。次のステップに進みましょう。
数字のまとまりを理解するには、目で見ることが大事
数字のまとまりについては、
- 1〜10、11〜20、21〜30といったように、10区切りとなっていること(10進数)
- 手を使って数える時は(それ以外の時も)、5個で区切るとわかりやすいこと
- 数をかぞえる時に、2個ずつかぞえると楽になること(2、4、6、8・・・)
- 足して10になる組み合わせは、複数(1と9、2と8、3と7・・・)あること
- 入れ替えても(4と6、6と4)、きちんと10になること
- 10以外でも、いろいろと分解できること(5を2と3に分ける)
といった具合に、色々ありますが、言葉だけで説明するのは非常に難しいです。物や絵を使って説明する方が、格段に理解しやすくなります。ということで、アバカス(100玉そろばん)の登場です。
数字を使う時は、いつでも取り出せるように
アバカスは、10個の玉が1列に、全部で10列の100個の玉があるそろばん(100玉そろばん)です。
100という数字のイメージを掴むため、また、それらが10個ずつが10個集まったもの(10×10)であるというのが目で見てわかるようになっています。これらを使って、数を数えたり、計算をしたりすることで、算数が謎の呪文ではなく、現実世界におけるやり取りであることが理解できるでしょう。
アバカスは色々なところから販売されていますが、購入するのは大きめのアバカスがおすすめです。
子供が興味を持つのは、視覚的にもインパクトがある方が良いので、小さいものだと、かぞえるときにもわかりにくいです。あと、大きなものだと、子供のおもちゃにも活用できるというメリット?もあります。(バリケードというか柵みたいな?)


コメント